心がざわざわするときには、「丁寧にする」というリズムで心を整える
心がざわざわするときには、物事を丁寧に行い、丁寧な言葉遣いを心がけます。すると、気持ちが落ち着きます。
ゆっくりと、ひとつひとつの言葉を意識する。言葉は丁寧に、贈り物を手渡すように伝える。心のこもった言葉をかけられて気分が悪くなる人はいないでしょう。
自分自身が落ち着くだけでなく、相手もまた気持ちが落ち着き、うれしく思うでしょう。こうしてお互いに『丁寧』を与え合うことで、そのエネルギーはまわりに波及していくのです。
いつもよりも丁寧に料理をするのもいいでしょう。丁寧に野菜を切り、丁寧に調理し、丁寧に盛り付けをする。
あれこれ考えず、おいしい料理を丁寧に作ることに意識を向ける。これを私は『お料理瞑想』と呼んでいます。料理をしていることに意識を集中させることで、落ち着いてくるのです。
ゆっくりと呼吸をすることも、ざわざわを鎮める効果があります。丁寧に呼吸をするのです。空気を胸いっぱいに空気を吸って、肺胞の隅々まで行き渡り、酸素がどんどん血液に流れ込むイメージをします。
酸素は身体中に運ばれます。呼吸、息を吸うということは、生きているということ。息、生き、同じ音です。ここにも言葉のエネルギーが宿っているのですね。