日本航空を利用すると、荷物についてきた『あるもの』に涙 その理由とは?
小惑星『リュウグウ』の探査を終え2020年11月11日現在、地球を目指して飛行中の小惑星探査機『はやぶさ2』。
太陽系が生まれた頃の水や有機物が残されていると考えられる、小惑星『リュウグウ』を探査し、惑星や水の起源、生命の原材料などを解明することを目的に2014年に打ち上げられました。
2つの翼の物語
産経ニュースによると『はやぶさ2』は2020年12月6日に、小惑星『リュウグウ』の試料が入っているとみられるカプセルを、南オーストラリア州ウーメラ地区に着地させる予定だといいます。
『はやぶさ2』の帰還にともない、JAXA(宇宙航空研究開発機構)のカプセル回収隊がオーストラリアのアデレードへ向け出国。その時に受けた粋なはからいがネット上で話題になっています。
カプセル回収隊は2つの班に分かれて移動し、同年11月1日に先発隊が日本を出国しました。
先発隊が空港へ向かうと、待っていたのが…。
カプセル回収隊の先発隊がアデレードに到着しました。
登場した便は「8823便」。
とってもうれしいJALの配慮に感動…
隔離期間も、カプセル回収ミッションも頑張ります!#はやぶさ2 #小惑星探査機はやぶさ2#JAL8823便 pic.twitter.com/tO8O4OSJc2— 小惑星探査機「はやぶさ2」 (@haya2_jaxa) November 1, 2020
このような貴重な機会に皆さまをアデレートまでお送りできますことを心より嬉しく思います。
この素晴らしい任務が無事終了することをお祈りしております…!
お帰りの際もお会いできることを心よりお待ち申し上げます。
@haya2_jaxaーより引用(原文ママ)
なんと、日本航空(通称:JAL)の客室乗務員からのメッセージが!さらに、用意されていた機体は「JL8823」、語呂合わせで「はやぶさ」と読むことができます。
JALからの粋なはからいは、これだけではありませんでした。
カプセル回収隊の後発隊が、同月9日に日本を出国する時には…。
荷物1つ1つに手書きのメッセージカードがついていました…感動。
うれしい…
はやぶさ2ミッションは本当に色んな人に支えられて、ここまで来たんだなぁ。
(回収班M)#Hayabusa2#はやぶさ2#小惑星探査機はやぶさ2#はやぶさ2ミッション現地レポ pic.twitter.com/Uk0soBaWcD— 小惑星探査機「はやぶさ2」 (@haya2_jaxa) November 9, 2020
日本・世界に元気と希望をありがとうございます!皆さまのミッション完遂を、社員一同、心より応援しております。
@haya2_jaxaーより引用
なんと荷物一つひとつに、手書きのメッセージカードがついていたのです!
これに感動した隊員は「『はやぶさ2』のミッションは本当にいろいろな人に支えられて、ここまで来たんだな…」とこれまでの思いをつづりました。
ネット上では、投稿を見た人から絶賛の声が続出しています。
・なんて粋なはからい…!心にグッとくるメッセージですね。
・苦しい時でも細やかな気遣いを忘れないのが、素晴らしい。
・たくさんの人が『はやぶさ2』の帰りを心待ちにしています…!どうかお気をつけて!
・最近はつらい事が多かったけれど、心が温かくなりました。ありがとう。
広大な宇宙の中、新たな発見のために今日も旅を続ける『はやぶさ2』。
さまざまな人の夢や希望を乗せ、みんなが無事の帰還を心待ちにしています。
日本の翼ともいえるJALからの応援は、きっと『はやぶさ2』の翼を力強く押したことでしょう!
[文・構成/grape編集部]