さかなクンが取材!「未来へ輝く魚」世界初の養殖魚に研究者も養殖のプロも絶賛の嵐
ギョギョギョでお馴染みのさかなクン。山梨県には、さかなクンが応援団長を務めている珍しい魚が養殖されているとか…。
そこで今回、YouTube『さかなクンちゃんねる - FISH BOY - Sakana-kun』では、山梨県で誕生した世界初の養殖魚をさかなクンが紹介します。
訪れたのは、山梨県水産技術センター 忍野支所です。さかなクンと一緒に案内してくれるのは、主任研究員の三浦 正之さんです。世界初とは、一体どんな魚なのでしょうか。
山梨県といえば、日本の象徴といっても過言ではない富士山が有名です。そしてセンター内にいるその養殖魚は、その名も「富士の介(ふじのすけ)」です。
立派に成長した富士の介がたくさん泳いでおり、さかなクンはその大きさにびっくり!卵から孵化し、3年で約3〜4キロに育つそうです。
まずは、動画をご覧ください!
富士の介は、キングサーモン(父)とニジマス(母)を交配させ誕生した、山梨県オリジナルの魚です。ニジマス(母)特有のうっすらとピンクがかった色と、キングサーモン(父)のような凛々しい顔が特徴。
またキングサーモンは、サケ科で最も大きくなる魚で、自然界で確認されている最大の記録は、なんと全長150センチ、体重60キロにもなるそうです。
それを聞いたさかなクン、早速、最大サイズのキングサーモンをその場で描きだしました。下書きなしでスラスラと特徴を捉えながら描いていきます。
「鱗が細かくてすごいですね!」「尾びれもかっこいいです!」と、完成した絵を前に三浦さんも感動。今にも泳ぎ出しそうな、生き生きとしたキングサーモンの絵は必見です。
その後、なぜ「富士の介」は世界で唯一の養殖魚なのかを、誕生秘話も含めて三浦さんに紹介してもらいました。
誕生のきっかけは、キングサーモンを使って新たな魚を作りたい、という好奇心からはじまり、「山梨の名水を利用」「養殖できる魚」「キングサーモンの美味しさを受け継ぐ魚」という要素に、「養殖に適した性質をもったニジマスを使う」というアイディアが組み合わさったこと。このキングサーマンとニジマスというのは世界でも前例がない組み合わせであり、10年以上の研究の結果、富士の介が誕生したのです。なんだか聞いていると、ワクワクしてきますね。
また富士の介が美味しく育つ理由を、富士の介を養殖する清養鱒場の清さんに聞いてみました。富士の介は、富士山の湧水を利用して養殖しているため、水温・水量も恵まれ、手をかけなくても育つ魚だから美味しいのだとか。
実際、食べるとどうなのでしょうか。気になりますね。
さかなクンが富士の介のフルコースを実食!
「とろけような甘さとシャキッとした食感が最高です!」「ほっぺが落ちるほど美味しい!」との絶賛の嵐でした。
気になる方は、ぜひ動画をチェックしてみてください。
[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
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