2020年12月25日 10:00
北海道の牛肉に注目! 特別価格で販売されている道産牛肉で家族団らんしませんか
ただ、業務用のほうが出荷量が多いので、うちも一番厳しかったです。なんとか、お盆の時期に持ち直してきました。
外食産業が動かないと、業務用の大きい量が出ていきません。量販店がよくても出荷先のメインは外食だと思っています。
先が見えないのは厳しいですが、ここで生産をやめたり減らしたりすると回復させるのに何年もかかるのです。落とした生産はすぐに戻りません。なんとしても今の生産量を減らさないでキープしないといけません。そうしないと経営自体も危なくなってきます。
大野ファームには、毎月200頭もの牛が入ってくるといいます。
一度生産を止めてしまうと、その後これまでと同じような供給量に戻すには数年かかってしまうのです。
大野ファーム写真提供:ホクレンGREEN
―行き場を失った牛肉はどうなるのでしょうか。
冷凍庫に入ります。でも、牛肉は冷蔵のほうが価値が高いんです。一度冷凍すると価値が下がってしまいますけれど、仕方がないことですね。
コロナウイルス流行後は、生産が回らなくなったので、冷凍にしながら続けていました。一時期、冷凍庫がいっぱいになりそうでした。
しかし、安く流通することで、消費が刺激されたと思います。