O型の人に献血を呼びかける日本赤十字社 その理由を聞いた
献血ができるようになったらすぐに行きたいと思います。
・O型の血液って万能なんですね!初めて知った!
・A型ですがO型の輸血をされたことがあります。献血をしてくれる方には感謝です。
grapeは、日本赤十字社の関東甲信越ブロック血液センターに献血について詳しく聞いてみることに。
すると、O型だけでなくAB型の血液も、ある患者の命を救っていることが分かりました。
意外と知られていない献血の重要性とは
献血について日本赤十字社に聞いてみた!
―漫画には描ききれなかった、O型の血液が必要な理由があれば教えてください。
現在の輸血医療は、輸血を受けられる患者さんに必要な成分だけ輸血する『成分輸血』が行われています。
成分輸血として使用されるのは、貧血、手術の輸血時に必要となる『赤血球製剤』、出血を止める成分が欠乏している患者さんに必要となる『血漿(けっしょう)製剤』、血小板数が少ない場合や、機能に異常がある場合等に必要となる『血小板製剤』になります。
輸血の際に、血液型を合わせる理由は、輸血を受ける患者さんが副作用を起こすのを防ぐためです。
赤血球の表面に存在する抗原と、血漿の中に存在する抗体が特定の組み合わせで反応すると、輸血を受ける患者さんが副作用を起こしてしまいます。