道端に放置されたイス 警告の貼り紙の上にあった『手書きメモ』に考えさせられる
俳優のスミマサノリ(@sumimachine)さんがTwitterに投稿した写真に反響が相次いでいます。
2018年から、道端に捨てられたイスを見つけると座って写真を撮り、SNSに投稿しているスミマサノリさん。
ある日、道端にイスが置いてあるのを見つけ、いつものように座ろうとしたら手書きのメモを見つけました。
青学前にはイスがあります。
二丁目にはないので、80歳の私に、バスを待つ間使わせてください。
捨て椅子かと思って近づいたら、80才のお婆さんの切実な思いが綴られていた。 pic.twitter.com/PlYXSKUk7D
— スミマサノリ (@sumimachine) November 28, 2020
道路に置かれたイスは届け出がないと、歩行者などの通行の妨げとなりかねません。
視覚障害者がぶつかってケガをする可能性もあるでしょう。
しかし、このイスを置いたとみられる高齢者はバスを待つ間だけでも使わせてほしいというのです。
ほかのバス停にはあって、自分の使うバス停にはイスがないことから自ら持ってきたのかもしれません。
この投稿は拡散され、多くの人が考えさせられました。
・1つを容認したら、無法地帯にもなりかねないから難しいところ。
・イスを置いて誰かがケガをしてしまうかもしれないし。なんとかならないかな。
・切実さが伝わってくる。イスを設置してあげてほしいな。
・こういうところにお金を使ってほしい。改善策があれば…。
コメントにある通り、誰かがケガをした場合などを考えると、このイスに対して賛否があるのは当然でしょう。
投稿には、「国土交通省に電話をしてお願いした」という声や渋谷区議会議員から「職員と話す」といった報告が寄せられていました。
バス停にベンチがなくて待つことにつらさを感じている人は、ここの利用者だけではないはずです。
誰もが使いやすいバス停が増えていくことを願います。
[文・構成/grape編集部]