披露宴をキャンセルしたら料理代が返金不可 カップルがとった行動に称賛の声
新型コロナウイルス感染症のまん延によって、アメリカでは大勢の人が集まるイベントの延期や中止が相次いでいます。
2020年秋、イリノイ州に住むエミリー・バグさんとビリー・ルイスさんも、予定していた結婚披露宴をキャンセルすることになりました。
2人は披露宴の食事を『ビッグ・デリシャス・プラネット』というケータリング会社に頼んでいましたが、前金の5千ドル(約52万円)が返金されないことを知ります。
披露宴ができないばかりか5千ドルものお金まで無駄になってしまうなんて…このような場合、多くの人はがっかりしてしまうでしょう。
しかしエミリーさんはあるアイディアを思いつきます。
11月26日はアメリカの祝日である感謝祭。家族や友人とともに七面鳥のローストなどの料理を食べて、あらゆる恵みに感謝する日です。
そこで彼女たちはその5千ドルで感謝祭の食事を、困っている人たちにご馳走することにしたのです。
寛大な新婚夫婦の計らいに200人が笑顔に
実はエミリーさんは重度の精神疾患や薬物依存症などを抱える人たちを支援する団体『スレッショールズ・シカゴ』のスタッフなのだそう。
彼女は『ビッグ・デリシャス・プラネット』に七面鳥の料理を作ってくれるように依頼。