57歳を迎えられた皇后陛下 コロナ禍に苦しむ人々への『お言葉』に反響
2020年12月9日、57歳の誕生日を迎えられた皇后陛下。
宮内庁が公表した誕生日のご感想文では、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)に直面する国民への想いなどを述べられました。
国民一人ひとりが、かけがえのない存在
文書の中で皇后陛下は、世界中がコロナウイルスの災厄に見舞われた2020年を、「大変に心の痛む年」とご回想。
医療従事者に「心からの敬意と感謝の意」を表すとともに、国民が「力を合わせてこの試練を乗り越えていくこと」を願われました。
国民の皆様の現在の困難な状況を思うとき,国民のお一人お一人が,幸せであっていただきたいかけがえのない存在であるということを身にしみて感じます。
感染症の不安が渦巻く中,様々な面で自由が失われている日々の中で,多くのご苦労と努力を重ねてこられたものとお察しいたします。
(中略)
現在のこの状況の中で自分たちに何ができるかを考え,行動しようとする,若い人たちも含む多くの方の新しい試みや取組を目にするとき,勇気付けられ,心温まるとともに,人と人との絆の大切さを強く感じます。
困難な状況に直面する人々を支え,力を尽くしている全ての方に深い敬意と感謝の意を表したいと思います。