「400個の飾りを手作り」 小児医療病棟の『クリスマスツリー』が愛に溢れていた
神奈川県横浜市南区にある『神奈川県立こども医療センター』は、病気や障がいのある子供たちや、胎児のリスクが高い妊婦を対象に、高度先進医療を行う小児のための総合病院です。
12月に入ると、この病院のロビーには、巨大なクリスマスツリーが設置されるのですが、その『オーナメント』が評判を呼んでいるのだとか!
2020年のクリスマスツリーを撮影した写真が、こちらです。
かわいらしいたくさんのケーキに、思わず顔がほころびます!
こちらのツリーに飾っているオーナメントは、すべてボランティアさんによる手作り。
今年のオーナメントはサンタさんが食べたくなるような『スイーツ』でしたが、その年によってテーマが変わるため、患者さんやその家族は毎年楽しみにしているそうですよ。
子供たちはクリスマスツリーの下にあるプレゼントや飾りに興味津々。「おいしそう!」と手を伸ばして触ってみたり、親御さんが写真を撮ってみたり、ツリーの周りには笑顔があふれていました。
『手作りオーナメント』を始めたきっかけは?
こども医療センターのボランティアコーディネーターを務める加藤悦與さんが、クリスマスツリーを飾るようになった経緯について、教えてくれました。
クリスマスツリーの飾りつけは今の病院の建物が新しくなった2005年に始めました。
かれこれ15年以上になります。
最初は、病院に大きな生のモミの木を寄付してくださった人がいたのがきっかけです。そこに手作り作品を飾ったら、子供たちが笑顔になって院内が温かい雰囲気になるかなということで始めました。
こども医療センター内のボランティア団体『オレンジクラブ』は、いろいろなグループに分かれているのですが、クリスマスの飾りは、その中の『手芸グループ』が担当しています。
毎年、年明けになると手芸グループの人たちがその年のテーマを決めて、クリスマスの飾りを1年かけて作っているんです。
なんと、ボランティアさんたちが作るクリスマスツリーのオーナメントは、毎年400個ほどにもなるとか!ツリーがとても大きいので、たくさんの飾りが必要になるそうです。飾り終わったオーナメントはきちんと再利用されるとのこと。
ツリーに飾るメインのものは、毎年新しく作っています。
これまで作ったものは、病院の別の場所に分散して飾っていますよ。
シーズンが終わったら、消毒して箱にしまっています。
ちなみに、クリスマスがすぎると、ツリーに手作りのお正月飾りが飾られます。
クリスマスの木として知られる、モミの木は、寒い冬でも一年中、葉を茂らすことから『永遠の命』を意味するのだとか。
人々はクリスマスツリーを飾ることで、大切な人が健康で幸せな日々を送れるようにと、想いを込めてきたのかもしれません。
「病気と闘う子供たちと、その家族に、笑顔になってもらいたい」…そんな愛情が伝わるクリスマスツリーに、心が温かくなりますね。
[文・構成/grape編集部]
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