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「オレンジの着物を守る」 続く言葉に涙がとまらない

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「オレンジの着物を守る」 続く言葉に涙がとまらない

2020年12月21日に誤嚥性肺炎で亡くなったことが分かった、落語家の林家こん平さん。

落語家の林家こん平さん、誤嚥性肺炎で死去15年以上前から難病患う

同月22日こん平さんの愛弟子で落語家の林家たい平さんは、自身のブログで師匠への『感謝の想い』をつづり、反響を呼んでいます。

こん平師匠が教えてくれたこと


サンケイスポーツによると、こん平さんが息を引き取った日の夕方に電話で訃報を知ったというたい平さん。

「無念でしたが、もう一度落語をやるといっていた師匠は、もっと無念だったと思う」と悲しい胸の内を吐露していました。

訃報から数日後、『師匠へ』というタイトルで更新されたブログでは、若き2人の写真とともに師匠への想いがこうつづられています。


師匠へ

弟子にして下さってありがとうございました

林家たい平を育てて下さってありがとうございました

厳しくして頂いたからこそ今の自分があります

33年間の思い出は一言では語れません



林家たい平オフィシャルブログーより引用


「あせるんじゃないよ人と比べないこと自分には自分の花咲く時期があるんだから」

芸人として、人として大切なことをたくさん教えて頂きました

「たい平は上手だから」と肩もみを任せられてコチコチの肩を揉ませてもらったこと

初めて大きな賞を獲った時に一緒に飛び上がって喜んでくれたこと

2000年、40日間の真打披露毎日打ち上げの最後まで付き合ってくださったこと

初めて褒めてくださった志ん朝師匠と一緒の夜のこと

24時間テレビのマラソンのスタートの時のこと

本当に嬉しかったです

話し出したら終わりません

師匠と過ごした33年間を宝物に

これからも師匠のオレンジ色の着物とあの場所の座布団を守り

意志を継いで全身全霊で日本中に笑顔を運び

皆様に喜んでもらえるように頑張ります!



林家たい平オフィシャルブログーより引用

ブログには、33年間背中を追い続けた師匠への感謝がつづられていました。

厳しい落語の世界で『焦り』を感じていた、たい平さんに「焦るんじゃない。自分には自分の花咲く時がある」と声をかけてくれたといいます。
たい平さんがチャリティーマラソンに挑戦した時には、スタート地点に車椅子で登場し『がんばれたい平、俺も負けない』と書いたタオルをプレゼントしてくれたそうです。

ブログの最後は、「自分ができる唯一の恩返しは、『こん平さんの弟子はいいね』といってもらえるように精進することだ」という言葉で締めくくりました。

ネット上では、この投稿を読んで心を打たれた人が続出。

・涙が出てしまいました。いつも明るく笑顔だったこん平さんに、何度元気をもらったか分かりません。どうか安らかに。

・こん平さんは本当にいいお弟子さんを持ちましたね。きっと天国でも、あの笑顔とともに応援してくれているはずです…!

・本当に素敵な方だったのですね。
こん平さんの思いを、今度はたい平さんが受け継ぎ、若手へ伝えていくのを楽しみにしています。

太陽のように輝く笑顔が印象的だった、こん平さん。

師匠に代わり今度はたい平さんが日本中へまぶしいほどの笑顔を届けてくれることでしょう!

[文・構成/grape編集部]

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