ストレスが溜まってることに気づいていますか? 国際中医専門員に聞く「ストレス緩和法」
長いステイホーム期間はストレスが溜まりがち。
そんなイライラを解消する方法を11万7千人のフォロワーを持つ漢方のプロ、田中友也(@mococo321)さんがTwitterで発信しています。
たとえば疲労回復、美肌効果も期待できるのは「焼きみかん」。
【焼きみかん】
— CoCo美漢方 田中 友也 『おうち養生』絶賛発売! (@mococo321) January 8, 2021
《作り方》みかんをトースターに入れ、皮に軽く焦げがつくまで約10分焼くと完成✳︎
甘みが増し、体もポカポカ温まります。
風邪など感染症予防、咳や痰、胃腸の働きを助ける、喉の痛み、口内炎、リラックス、疲労回復、冷え性、美肌などにオススメ。
寒い日は焼きみかん温まるよ☺︎ pic.twitter.com/aeA9srzAZH
たしかに、皮ごと焼いてみたら甘味が増して、身体だけでなく気分もほっこりしました。
そして、なんといちごも焼いちゃいます!
【焼きいちご】
トースターで3〜4分焼くだけ!
いちごは貧血や肌荒れの改善、イライラ軽減、リラックス、胃腸を元気になど嬉しい効果もある反面、少し体を冷やします。
焼く事でその冷やす力を和らげ、甘味もグッと増し、酸っぱいいちごも甘くなります。
イライラにはほっこり焼きいちご。 pic.twitter.com/wFfZyz0tW7— CoCo美漢方 田中 友也 『おうち養生』絶賛発売! (@mococo321) February 5, 2021
果物って冷やして食べるイメージでしたが、ちょっと温めることでリラックス効果がアップするのですね。
まずは、ストレスに気付くこと!
ほかにもおうちで簡単にストレスを緩和できるセルフケアを田中さんに聞いてみました。
田中友也さん:
深刻な体調不良が出る前に、身体はちゃんとサインを出しているんですよ。
――そのサインとは?
田中友也さん:
東洋医学ではストレスを感じると気の流れが悪くなり、風船が膨らむように体内に溜まると考えられています。
身体はそれをガスと一緒に排出しようとします。
「最近お腹にガスが溜まりやすいなぁ」という時は、内臓の病気に心当たりがなければ、ストレスが溜まっているのかもしれません。
身体から出るガスといえば口からのゲップやお尻から「プッ」と出るアレ。
お行儀が悪いし恥ずかしいのもあってついつい我慢しちゃいますが、ストレスを溜め込むことにもなるので、我慢のしすぎは考え物ですね。
田中友也さん:
炭酸飲料に手が伸びるのは、お腹に溜まっているガスを身体が外に出したいというサインです。
なるほど。日常的に炭酸を飲んでいたり、普段飲まないのに炭酸がやたら欲しくなったら、何かしらストレスがあると自覚した方がいいのかも。
では、そのストレスを緩和するにはどうしたらいいのでしょうか。
田中友也さん:
果物や春菊やパクチーなどの香りの強い野菜にはリラックス効果や気を巡らせる働きがあります。
積極的に食べてストレスを流しましょう。
逆にいえば、香りの強いものを求めるのもストレスが溜まっているという身体からのサインかも。
食の好みのちょっとした変化にも要注意ですね。田中友也さん:
ストレスは頭に上がりやすいので、イライラは頭に滞った気や血液などの巡りを良くすることで解消しましょう。
頭皮もみもみマッサージやブラッシングがおすすめですよ。
そこで、田中さんのアドバイスにしたがってシャンプーの要領で頭皮をもみもみしてみたら気分スッキリ。
ブラッシングにもマッサージ効果があるんですね。
田中友也さん:
身体の横側は気が滞って溜まったものの通り道。
ストレッチで横側を伸ばして気や血の巡りを良くし、滞ったものを流してください。
早速手を上にあげ、身体を横に倒して脇をぐーんと伸ばしてみました。
血が巡って、気が流れていく感じが気持ち良い!
ちょっときついなと思ったら無理をせず、両手を上にあげて伸びをするだけでもokとのこと。あくまでも気持ちいい程度に。
田中友也さんは、神戸市の漢方相談薬局『CoCo美漢方』の鍼灸師で国際中医専門員。薬局でも相談に乗ってもらえます。
『おうち養生』という本も書かれていますので、おうちセルフケアに興味がわいたら読んでみてくださいね。
[文/ハラアキコ・構成/grape編集部]