ペンキの缶に顔を突っ込んだまま泳ぐシカ それを見た男性の行動に称賛の声
真冬のアメリカ・ニューヨーク州で野生のシカの救出作戦が行われました。
動物保護グループ『ストロング・アイランド・アニマルレスキューリーグ』を運営しているフランクさんは、ロングアイランド湾で泳いでいるシカを見つけます。
シカが泳ぐのは珍しくありませんが、そのシカはなんと頭にペンキの缶をかぶっていたのです。おそらく缶に頭を突っ込んで抜けなくなったのでしょう。
シカは何も見えない状態のまま、グルグルと回るようにして沖に向かって泳いでいきます。
それを見たフランクさんは急いでブーツと上着を脱いで、氷水のように冷たい水に入っていきます。
海外メディア『The Dodo』によると、フランクさんは缶の中に水が入ったらシカが溺れてしまうと思い、一刻も早くシカを助けようと焦っていたのだとか。
しかしシカはどんどん沖へ泳いで行き、彼は泳いでも追いつけないと思いました。
見ず知らずの男性と協力してシカを助ける
その時、フランクさんは1台のボートを目にします。そしてボートに乗っていた男性を呼ぶと、彼は快く協力してくれました。
2人は急いで沖に向かい、ゆっくりと慎重にシカに近付きます。シカにケガをさせないようにしながら手が届く距離まで近付くのは困難でした。