2021年4月8日 05:00
クスリ、ニンマリとする『健康な笑い』 日常用語でサラリと世相を表現する川柳の魅力
こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。
ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言』にお付き合いください。
川柳の機知とユーモア
毎年春先になると、或る生命保険会社が主催する『サラリーマン川柳コンクール』の優秀作品が紙上で発表され クスリ、ニンマリ とする笑いを提供してくれます。
コロナ禍で眉を潜(ひそ)めるニュースや話題が多い中で『健康な笑い』を提供してくれる川柳句作の名手の方々には、本当に敬意を表したいと思っています。
さて、今年の世相は、コロナ一辺倒ですから、当然コロナ禍の社会生活や日常生活がテーマとなっています。
優秀作の100句は、甲乙つけがたい秀作ばかりですが、その中で当方が思わず笑い、膝を叩いた作品をご紹介したいと思います。
①咳き込んで 視線が痛い 電車内
(愛飲酒多飲)
②会社へは 来るなと上司 行けと妻
(なかじ)
③「やばいです」それはいいのか 悪いのか
(カクト)
④何曜日? 在宅勤務で わからなく
(小平主計将校)