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発達障害の息子の『9年間』に反響 「ラストに涙が止まらない」「救われた」

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発達障害の息子の『9年間』に反響 「ラストに涙が止まらない」「救われた」

3人の息子さんを育てる母親、TOPPU(@toppu_ayu)さん。発達障害を抱える長男との、『9年間』の出来事をTwitterにつづっています。

投稿には、発達障害の当事者や関係者から反響が相次ぎました。

母親がつづった長男との9年間ラストに胸が熱くなる


「お子さんは、障がいを持っています」

小学校の教育委員会から突然いわれた、そんなひと言に、母親は戸惑いを隠せなかったといいます。

わらにもすがる思いでたどり着いた療育施設のスタッフからは、「もっと子供をよく見て。将来、犯罪者になるよ」といわれたこともあったそうです。

そして、長男は小学3年生から『特別支援学級』へ行くことになります。

発達障害の息子の『9年間』に反響 「ラストに涙が止まらない」「救われた」

※写真はイメージ

小学校生活は、決して楽なものではありませんでした。


友達と上手く関われず、人前に出ることが苦手だった長男は、行事のたびに「やらない。できない」といって泣いてばかり。

長男だけでなく、次男や三男の世話もしながら家事や仕事に追われるうちに、母親の心は限界を迎えようとしていました。

発達障害の息子の『9年間』に反響 「ラストに涙が止まらない」「救われた」

※写真はイメージ

少しでも長男を理解するため、障がいについて学んでいったという、母親。

そんな日々の中、唯一長男と一緒に楽しめたのは、走ることでした。

中でも長男は『長距離走』が得意で、母親のこぐ自転車の横で走る姿は、とても生き生きとしていたそうです。

そんなある日、長男はこんなことをいいます。

「アイスホッケー、やってみたい」

発達障害の息子の『9年間』に反響 「ラストに涙が止まらない」「救われた」

※写真はイメージ

「チームプレーは難しいのでは」という不安を抱きつつも、アイスホッケーをやらせてみた母親。


すると、長男はほかの子との交流こそないものの、黙々と競技に取り組み、チームの卒団までやり切ったのです。

そして、小学校の卒業が間近となった日、息子さんは母親にこう告げます。

「俺は、もう大丈夫」

「俺は、もう大丈夫だから」

もしかしたら長男は、「母親に心配をかけている」と感じていたのかもしれません。少しずつ成長する長男。中学校へ入ると、母親と相談した上で部活動は『陸上』を選びました。

すると、小学生の頃のアイスホッケーや長距離走の経験が強みとなり、めきめきと頭角を現していきます。

そして最後は、アンカーに選ばれるほどの活躍を見せたのでした。

発達障害の息子の『9年間』に反響 「ラストに涙が止まらない」「救われた」

※写真はイメージ

「進路は自分で決めて、陸上でさらに上を目指したい」

「やらない。
できない」といって泣いてばかりいた、長男の姿は、もうここにはありません。

長男は、自分でやりたいことを見つけ、志望の高校へ見事合格を果たしたのです。

長男のやりたいことを全力で応援し続けた、母親。例え障がいがあっても、息子さんは自分で大きな一歩を踏み出すまでに成長していたのでした。


親子二人三脚で過ごした9年間の話には、多くの人が心を打たれ、このような声が上がっています。

・「俺はもう大丈夫」という言葉に涙。
息子さんも投稿者さんも、たくさんの苦労をしたのでしょうね。本当に尊敬します。

・うちの子も、大変なことが多かったけれど周りを気遣える、優しい子に育ちました。読んでいて自分と重ねてしまい、涙が止まりません。

・子育てをしていると、不安に押しつぶされそうになる時がありますが、我が子を信じて「やりたいことを伸ばしてあげたい」と思います。

最後に投稿者さんは、「私たちだけの力ではなく、周りの人にたくさん助けてもらいました。相談に乗ってくれた周囲の人たちに心から感謝しています」と話しています。

子育てをしていると、心がちぎれそうなほどつらい出来事や、先の見えない不安もあるでしょう。


それでも、最後まで我が子を信じて見守り続け、子供が自分の足で歩いていけるようにすることが大切なのかもしれません。

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[文・構成/grape編集部]

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