空き家に置き去りにされて、餓死寸前だった犬 数か月後の姿にびっくり
アメリカ・アリゾナ州で暮らすタラさんは、里親が決まるまで一時的な世話をする、保護犬のフォスターをしています。
2020年1月、タラさんのもとに「空き家のアパートで犬が見つかった」という連絡が入りました。
海外メディア『The Dodo』によると、ドアの鍵を交換するためにアパートを訪れた男性が、誰もいない家の中でこの犬を発見したのだそう。
すぐにそのアパートに向かったタラさんは目を疑います。
そこにはやせ細って骨と皮だけになった餓死寸前のメスのピットブルがいたのです。
首輪を着けていた状況から判断すると、誰かが犬をここに置き去りにしたと思われます。
タラさんは犬を自宅に連れて帰り、デナーリスと名付けました。
メスのピットブルの平均体重が約17㎏なのに対し、保護された時のデナーリスの体重は約11㎏しかありませんでした。
衰弱していた彼女が自力で立って歩き回れるくらいに体力が回復するまでは5日間もかかったといいます。
ぬいぐるみが大好きなデナーリスのために、タラさんはたくさんのぬいぐるみを与えました。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
食事をモリモリと食べて、デナーリスの体重は順調に増えていきました。そして体が元気になっていくにつれて、彼女の性格もどんどん明るくなっていきます。
こうして心身ともに驚きの速さで回復していったデナーリスは、保護されてから1か月後には里親の募集が始まったのです。
ただ、実際にデナーリスの里親が決まるまでは時間がかかりました。
タラさんがデナーリスの性格や犬種を考慮し、最適の家族を探すために住環境や家族構成など厳しい条件を設定したからです。
ところが同年11月、事態は動きます。海外メディア『Bored Panda』によると、コロラド州に住むジャスティンさんという女性が数か月間にわたって保護犬を探していたのだそう。
しかしなかなか見つからずにいたところ、偶然に『The Dodo』が作ったデナーリスの動画を目にして直感で「この子だわ!」と思い、すぐにタラさんに連絡をとったといいます。ジャスティンさんの住環境は、タラさんがデナーリスの里親に望んでいた条件に完璧に当てはまっていました。
こうしてついにデナーリスに家族ができたのです。
誰もいないアパートに取り残され、お腹が空いても助けを求めることもできない状況で、デナーリスがどんな思いだったのかを想像すると胸が締め付けられます。
タラさんはデナーリスを発見した時、人間にこんなひどい目に遭わされたにもかかわらず、自分に向かってしっぽを振ってくれた彼女を見て「二度とあなたを苦しませたりしない」と誓ったのだそう。
彼女がみるみる回復していったのは、きっと再び人間を信頼する勇気を持っていたからなのでしょう。
今までつらい思いをしてきたデナーリス。これからはジャスティンさんと一緒に幸せに暮らしていってほしいですね。
[文・構成/grape編集部]
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