2021年5月2日 10:47
この不自由さの中で、心地のいい『楽園』を作ること 無理をせず、自分に優しく
吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
無理せず、自分に優しく「好きなこと」を
気づくと、多くのことを求めていない自分がいます。「気づくと……」というと唐突ですが、あるときふっと思ったのです。
こんなことも、あんなことも……とアイディアをめぐらせていた自分はどこへ行ったのか。制限が多くなっているこの状況の影響なのか。
今はできるだけ心地のいい環境に身を置こうと努めている自分がいました。つまりそれは、心のざわつきから自分を守ることでもあるのです。
自分のいる場所を『楽園』にする。家だけでなく、自分がその都度いる場所を『楽園』にする。
一年以上続いているコロナ禍は私たちの生活を一変させました。この不自由さの中で自由にできることは何か。
それは、まず自分が変わり、自分で環境を変えていくこと。