子供の頃、体調が悪くなると怒った母 自身が親になって感じることは?
子供を持つと、子育てを通して自分の子供時代を振り返ることがあります。
それは必ずしも、いい思い出ばかりではないかもしれません。
親の何気ない言動に傷付いた過去を思い出し、心がチクチクと痛むこともあるでしょう。
0歳の娘さんを育てる、まる(@gogo_ochibi)さんは育児漫画や絵日記を描き、Twitterに公開しています。
自身が子育てをするようになってから、親の言動で悲しい気持ちになった記憶を、ぽつぽつと思い出すようになったそうです。
率直な想いを描いた作品に、多くの共感が寄せられました。
子供時代の思い出と、娘への想い
(2/2) pic.twitter.com/nQIlnoZLbp
— まる®10m︎ (@gogo_ochibi) May 13, 2021
子供の頃、体調不良を母親に怒られたことや、進路選択時に希望を親に受け止めてもらえなかった悲しみが、心の奥底に残っていた、まるさん。
今、娘さんの子育てを通して、過去の傷が少しずつ癒えていくのを感じているようです。
まるさんは「過去の嫌な記憶を描くのは勇気がいったけど、素直に育児で感じたことを残したい」という気持ちから、この作品を描いたといいます。
作品の公開後、まるさんは母親に電話で本音をぶつけてみたそうです。その時、語られた母親の想いとは…。
母親が語った『当時のこと』
— まる®10m︎ (@gogo_ochibi) May 18, 2021
慣れない土地で、3人の子供の子育てをほぼ1人でこなさなければならなかった、母親。
気軽に子育ての愚痴や悩みを話せる人もいなく、余裕のなさから感情的になっていたといいます。
そして当時、我が子の寝顔を眺めながら「怒っちゃってごめん、優しくできなくてごめん」と、謝っていたことを明かしました。
後悔の気持ちを知ったまるさんは、改めて当時の母親を受け止めることができたそうです。
投稿を見た人たちからは、共感や感動の声が上がりました。
・読んでいて涙が出ました。言葉にして伝えられるって素敵ですね。
・まるで自分を見てるようで号泣。育児をしていると昔を思い出して、「どうして?」とぶつかることがありますよね。
・当時のお母さんが昨日の私と同じで泣けました。最後、親子できちんと対話して分かりあえてよかったです。
子育てを通じて、過去の傷と向き合い、当時の母親の気持ちを受け止めることができた、まるさん。
今後はより一層、我が子に愛情を示し、温かく寄り添うことができるでしょう。
[文・構成/grape編集部]