日本が台湾に『友好のワクチン寄付』 台湾から「本当にありがとう!」の声
2021年6月現在も、世界中で流行している新型コロナウイルス感染症。
徐々に世界各国でワクチンの接種が進んでいますが、ワクチンの確保に苦しむ国や地域も存在します。
日本が台湾に『友好のワクチン寄付』
同月4日、茂木敏充外務大臣は記者会見で、国内で製造したワクチンを台湾に無償提供することを発表しました。
提供されるのは、日本国内で製造した英アストラゼネカ製のワクチン約124万回分。ワクチン確保に苦しむ台湾のため、支援することになったといいます。
これまで、日本で大きな災害が起こるたびに義援金を送ってくれた台湾。2011年に発生した東日本大震災の際は、およそ250億円という大金の寄付に加え、災害救援物資の提供と緊急救援チームの派遣を行っています。
産経ニュースによると、茂木外務大臣は今回の支援について「台湾との重要なパートナーシップ、友情を踏まえた提供になる」とコメントしたそうです。
台湾では同年5月中旬から新規感染者数が急増し、ワクチンの迅速な確保が課題になっています。
しかし茂木外務大臣によると、台湾ではワクチンの確保が非常に難しい状況とのこと。そういった情報を踏まえ、ワクチンを支援することになったそうです。
心より日本の人々に感謝します。
— 鄭文燦 Cheng Wen-Tsan (@ChengWenTsan) June 4, 2021
無事に日本からのワクチンが到着しました。
桃園は台湾の空の玄関口だけでなく、コロナ禍を一緒にたたかう台日の窓口でもあることを誇りにおもいます!
引き続き頑張りましょう!#台日友好 pic.twitter.com/Z1VeVfUi0d
今回のニュースは台湾でも広まり、ネットでは多くの人から「日本のみなさん、ありがとう!」「日台友好、永遠なれ」など感謝する声が上がっています。
これまで自然災害に襲われた時、お互いに支えあってきた日本と台湾。きっと日本が提供した友好のワクチンは、多くの人を救うことでしょう。
[文・構成/grape編集部]