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「荷物を載せたら半分しか座れない」 カフェでの不便を解消した椅子がこちら!

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「荷物を載せたら半分しか座れない」 カフェでの不便を解消した椅子がこちら!

コーヒーショップチェーン店の、ドトールコーヒーショップ(以下、ドトール)。全国の駅前や商業施設内などに店舗があり、身近な飲食店の1つといえます。

あるTwitterユーザー(@ozakikazuyuki)が、ドトールを訪れた時のこと。

見かけないタイプの椅子が置いてあることに気付き、便利な特徴に感銘を受けたそうです。

荷物の置き場所に困る客を助けるため、デザインされた椅子がこちら!

「荷物を載せたら半分しか座れない」 カフェでの不便を解消した椅子がこちら!

…あなたは、気付くことができたでしょうか。

この椅子には、背もたれ部分に荷物を置けるスペースがあるのです!

さらに、背もたれには傘をかけるフックも付いているため、雨の日も荷物の置き場に困りません。


椅子の写真がTwitterに投稿されると、多くの人から絶賛の声が上がりました。

・マジで待ってた!

・あー、いいねコレ。絶対にニーズ高いでしょ。

・普通の椅子の背もたれに荷物を置くと、まともに座れないんだよね。

・不便を解消する知恵!これぞデザインの活かし方!

・感動した。カバンを床に置きたくないのでありがたい。

椅子の便利な点を深堀り!


収納機能付きの椅子『BAG IN CHAIR(バッグインチェア―)』を開発したのは、店舗什器メーカーの株式会社LABOT。

Twitterに投稿されている紹介動画を見ると、一般的な椅子よりも背もたれがせり出しているため、荷物を置いても問題なく寄りかかれることが分かります!


新型コロナウイルス感染症が流行している昨今、荷物は床に置きたくないもの。


店によっては専用のカゴを用意しているところもありますが、荷物を出し入れしづらかったり、足元や通路で幅を取って邪魔になったりします。

かといって「目に届く範囲に荷物を置こう」と隣の椅子に荷物を置くと、ほかの客が座れなくなり、店の回転率が落ちてしまいますよね。

「荷物を載せたら半分しか座れない」 カフェでの不便を解消した椅子がこちら!

双方の問題を一挙に解決できれば、カフェはより快適な空間になります!

こんな素敵な椅子がどのように開発されたのかというと…。メーカーの開発者に話を聞いてみたら?

優しさから生まれた椅子


株式会社LABOTに直接話をうかがうと、もとからカフェを運営する会社と取引があり、声を拾いやすかったことから、荷物にまつわる問題を解決しようと『BAG IN CHAIR』を開発したとのこと。

ドトールには、2016年ごろから椅子を卸しているそうです。

――背もたれに荷物置きを作った経緯は?

椅子の開発者:

時代の流れで、省スペースの店舗が増えているんですね。

店側もいろいろ工夫しているのですが、例えばテーブルの下に荷物を収納するスペースがあっても、確認しづらいのでお客様が取り忘れることもあるようで…。

ベストポジションは、振り返ってちょっとした荷物を取り出すことにも適している、背中ではないでしょうか。


荷物に身体が触れていると、まず忘れて帰ることはないでしょう。

また、店員が閉店後、掃除のため椅子をテーブルの上に移動させることも考慮して、重くならないように設計しているそうです。優しい想いから開発されているのですね!

――ほかに工夫している部分は?

椅子の開発者:

荷物を置くスペースに気付かない人もいるので、ひと目で分かるよう、バックのマークのシールを貼りました。

また「座面を2~3年で取り換えて長く使いたい」という店や施設側の声に応え、一部商品では取り外し可能となっています。

「これからも普及に力を入れて、今までなかった椅子の文化を作っていきたい」と語った開発者。便利な椅子が広まるのは、店も客も大歓迎です!

背もたれに収納スペースがある椅子を目にする機会が、これから増えていくかもしれません。

[文・構成/grape編集部]

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