『切り絵』で水のペットボトルを作ったら… 完成品に「すごすぎる」の声
私にとってカッターナイフは、例えると見た目はボールペンなのに実は筆を持っているような感覚。
一見同じ太さの線しか書けそうにないのに、技量1つで薄くしたり、かすれたり予期せぬ動きを見せてくれる表現の自由度の高いものと感じています。
実は、SouMaさんの作品はつながった1枚の紙でできています。並々ならぬ集中力が必要とされそうですが、切り絵をしている時には、無心なのでしょうか。
――作成中は、何か考えているのか。
つながっていることを意識しながら作ることに関してはリラックスして作っています。
だいたいの設計が頭にできてしまえばあとは作るだけなので。
それよりも常に何作品も同時に作っているので、作りながらほかの作品の設計や手順を考えていることが忙しいですね。
仕事によっては何メートルもの作品をパーツに分けて創作しなければいけないことがありますが、その手順に慣れていないのでアイディアがスムーズに出てこないことがあります。
鶴を折り紙で折る時、「胴体と羽を別々に作ってください」といわれたら難しいと感じませんか。私にとって立体切り絵は鶴を折ることの延長に近い感覚です。
頭の中にひらめいた設計図をもとに、作成することはSouMaさんにとっては自然なことなのだそうです。