小学生が読み上げた『平和の誓い』が話題に 大人がハッとさせられた言葉
今は自らの体験を元に、戦争の悲惨さを伝えてくれる人がいますが、いつか伝える人がいなくなった時、人は同じ過ちを繰り返してしまうかもしれません。
子供たちが発した「本当の別れは、忘れてしまうこと」という言葉は、テレビやネットを通して多くの人たちをハッとさせてくれました。
世界中の人がこの悲しい過去を忘れず、二度と同じように苦しむ人を出さないよう心に誓わなくてはなりません。
【平和の誓い全文】
私たちには使命があります。
あの日、広島で起きた悲惨な出来事。
そのことを知り、被爆者の方々の思いや願いを聞き、考え、平和の尊さや大切さを、世界中の人々や次の世代に伝えなければならないのです。
昭和20年(1945年)8月6日午前8時15分。赤く燃え、真っ黒に焼け焦げてボロボロになった広島の町。
「兄が死ぬより、わしが死んだ方がよかった」
大切な人が亡くなった悲しみと、生き延びた者の苦しみには終わりがありません。心に深く傷を負った被爆者は、それでも前を向き、「僕ら若人の力によって、きっと平和な世界を築き上げてみせる」と決意しました。
悲しみや苦しみを抱えながらも、被爆者の方々は生きることを決して諦めず、共に支え合い、広島の町の復興に向け立ち上がりました。