2021年8月22日 15:23
森羅万象とどうつながっていくか 本来持ち続けてきた『自然(じねん)』の感性を意識する
吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
『自然(じねん)』を生きるということ
日本は、実に災害の多い国です。地震、台風、火山の噴火。それに加え近年ではゲリラ豪雨、線状降雨帯がもたらす災害に見舞われるようになりました。
地球温暖化、気候変動が原因なのでしょうか。自然が激しくなっている……のでしょうか。大雨による河川の氾濫や土砂崩れなどは、治水や植林なども原因の一つになっているのではないかと推測します。
自然が本来あるべき姿を、人間の都合の良いように作り替える。もちろん、それが功を成していることもあるのですが、必ずしもそれだけではないように思えます。
自然とどのように共に生きていけばよいのか。日本人は、環境問題以前に自然と共に、自然と調和をはかりながら生きてきました。