結婚後、初めてのお盆帰省。しかし「お嫁さんなんだから」長男の嫁“だけ”を襲った試練の話
結婚後、初めてのお盆や年末年始の帰省。「いい関係を築きたい」と思って向かっても、義母の思わぬ一言や理不尽な態度に、気持ちが沈んでしまうことはありませんか?長男の嫁だからと過剰に期待されてしまったり、家事を押しつけられたり…。そんなとき、どう対応すれば自分を守りながら、穏やかに過ごせるのでしょうか。今回は、初めての帰省でモヤモヤしないための心得について紹介します。結婚後、初めて迎えたお盆で…結婚して初めて迎えたお盆休みで、私は夫の実家で数日間を過ごすことに。到着した当初は、義父母も穏やかに迎えてくれてリビングでの会話も和やかでしたが…。夕食の準備が始まる頃になると、その空気は一変します。「あなた、台所お願いね。
お嫁さんなんだから」義母から、それが当然であるかのような口調で言われ、私は一瞬言葉に詰まりました。もちろんお手伝いするつもりでしたが、家の勝手も、道具の場所も、味つけの好みも、何もわかりません。それでも断ることはできず「はい」と返事をしてキッチンに立ちました。そこからが、私の試練の始まりでした…。何をしても「うちのやり方はこうなの」「お嫁さんなら、これくらいできないと」義母からの止まらぬ指導が襲い掛かってきたのです。まるで、私がこの家のやり方に従えるかどうかを試されているかのようでした。一番心が折れそうになったのは、ふとリビングに目を向けたときです。そこには、夫の弟のお嫁さんである義妹が、くつろいだ様子でテレビを見ている姿がありました。
どうやら義母は“長男の嫁”である私にだけ厳しく接しているようで、その差に驚きと不公平感を強く感じました。数日間の帰省が終わる頃には、私の心はすっかり疲れ果てていました。帰宅後、勇気を出して夫に「もう、あのお家には行きたくない」と正直な気持ちを伝えても…「昔ながらの人だから」「気にしすぎだよ」と、真剣に取り合ってはくれませんでした。楽しかったはずの夏の思い出は、私の心に深く、苦い記憶として刻み込まれてしまったのです。(53歳/女性)最後に今回の体験談は、私たちに大切なことを教えてくれます。帰省というイベントは、夫婦で臨む「チーム戦」だということ。現地で頑張るのではなく、出発する前の「作戦会議」こそが、あなたの心を守る何よりの武器になるのかもしれません。初めての帰省を悲しい思い出にしないために、こんな準備はいかがでしょうか。
役割分担を話す。帰省中に発生しそうな役割の担当をあらかじめ決めておくことで、現地でのストレスを減らしましょう。 夫婦間で伝わるサインを決める。困ったときにフォローしてもらえるので安心感が生まれます。事前の準備で心の防衛線を整えれば“もう二度と行きたくない”は避けられます。あなたらしい笑顔で、家族との時間を楽しんでくださいね。※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています