秋限定の“ハンバーガー”に惹かれて3種類購入!しかし翌朝⇒「え?なんで…」夫の言葉に絶句した話。
日常のささいな出来事ほど、夫婦の信頼を映し出すものはありません。特に“食べ物”に関するトラブルは、思った以上に心の奥を刺激するものです。「一口だけ」「残していたから食べた」そんな何気ない一言の裏に、妻の努力や気遣いを軽んじる無神経さが潜んでいることも。今回は、夫の行動が思わぬ波紋を呼んだ女性の体験談を通して、日常の中にある信頼のズレを見つめていきます。食い尽くされたハンバーガー子どもが初めてアルバイトを始めたとき、私は心配で、アルバイト先であるスーパーへときどき様子を見に行くようになりました。その際、なにも買わずに出入りするのも申し訳なく、スーパーに入っているパン屋で、小さい菓子パンを1つ買って帰っていました。ある日、ハロウィンフェアが始まり、ボリューミーで美味しそうなハンバーガーが3種類並ぶようになりました。夫と子どもはパンが大好きです。
思い切って全種類購入することにしました。自宅に帰り、全種類を半分に切って、皆でいろんな味が楽しめるようにしました。私は半分で十分なので、一番食べたかったキノコとトリュフソースのハンバーガーを半分だけ冷蔵庫にしまっておいたのです。夫と子どもが帰宅したとき、私はハンバーガーを出して伝えました。「これは夫の分、これは子どもの分だから、好きなときに食べてね。冷蔵庫に入っている半分のが私の分だからね」そう言っておいたにもかかわらず翌朝、冷蔵庫を開けると「え?なんで…取っておいたのに…」食べようと思ったら私のハンバーガーはなくなっていました。そこへ夫が来て「君の残していたハンバーガー、うまかったよ。食べればよかったのに」と言ったのです。
信じられなかった私は「朝ご飯にしようと思ったのに!私の分って伝えたでしょ!?」と反論。夫は「そうだったの?少食だから残したのかと思った」と、食べてしまったことを謝りもせず…あろうことか、私があえて残したと勝手に解釈していたんです。腹が立ち、すぐに買いに行きましたが、その日以来、あのハンバーガーを見つけることはできません。食べ物の恨みは大きいとよく言いますが、同じように、幻になったハンバーガーへの恨みは忘れることはないでしょう。(51歳/女性)最後に食べ物をめぐるトラブルは、単なる「好き嫌い」や「勘違い」では片づけられません。そこには、相手の思いや準備を“当然のこと”と受け取ってしまう姿勢が表れています。似たようなモヤモヤを感じたときは、次の3つを意識してみてください。
- 感情よりも事実を伝える「私が残しておいた分を食べたよね」と冷静に伝えることで、相手に気づきを促せます。
- “共有ルール”を決める冷蔵庫の中の食べ物など、家族の共有物に関してルールを話し合い、曖昧さをなくしましょう。
- 小さな違和感を放置しない「たいしたことない」で済ませると、無神経な行動が習慣になります。早めに線を引くことが大切です。