親子で演劇を観に行こう! マームとジプシー・藤田貴大さんに聞いた、観劇の楽しみ方
子どもと関わることが増えていた中で、子どもが観る演劇をつくることは自然な流れでした。子どもが観るといっても侮らないし表現として”いいもの”をを見せたいと思っています。衣装はsuzuki takayukiさん、音楽は原田郁子さんにお願いして、あえて子ども向けを意識した分かりやすい演出にならないように気を付けています。僕としては、できる限り子どもの想像力に託したい。子ども向けと言うと親が義務感から連れてくることが多いですが、親自身が『行きたい』と言ってもらえるような家族を巻き込む表現になれたらいいですね」
『めにみえない みみにしたい』撮影:細野晋司
『かがみ まど とびら』撮影:井上佐由紀
寝静まった夜に起こる
家の中を舞台にした新作
『めにみえない みみにしたい』(”めみみ”)は女の子が森に出かけるファンタジー。しかし、『かがみ まど とびら』は舞台を家の中に移したリアリティのあるコンセプトで物語が描かれている。”めみみ”のツアーを続ける中で生まれたアイディアが、『かがみ まど とびら』の制作につながったと振り返る。
「『赤ずきん』や『ヘンゼルとグレーテル』、外に出て良くないものに出会う物語はよくあります。