くらし情報『親子で演劇を観に行こう! 範宇遊泳・山本卓卓さん & 坂本ももさんに聞いた、観劇の楽しみ方』

親子で演劇を観に行こう! 範宇遊泳・山本卓卓さん & 坂本ももさんに聞いた、観劇の楽しみ方

どんな人、どんな条件でも演劇をしていい。自分たちが率先してそのモデルケースになれたら」(山本)

2人の娘さんの観劇デビューは、1歳の頃に観た人形劇。数年前の作品のことを今でも話す様子から、観劇体験が記憶に刻まれていることを実感するそうだ。「目の前で演じてる人、音楽や光に興味があるのは小さな子どもでも同じ。動物園で動物を、水族館で魚を見るのと同じように。劇場では人間の営みを観ることができる。山本はよく『種をまくつもりで演劇をつくる』と言っています」(坂本)「大人、子どもに関わらず、観劇の時間だけで物語を理解することってあまりない気がするんです。映画のように見返せない分、ディレイ(遅延)しながら記憶で熟成されていき、ある日突然思い出したりする。
子どもの頃に触れた物語が、心の成長の何かしらに作用したらと期待しています」(山本)

観劇で大切なのは、親子で一緒に楽しむこと。子どものためであっても、親が好きなもの・行きたいものであることが重要だと考える2人.

「感想もそれぞれ違っていい。ずれた感想を確かめ合うのも面白いなと思います。あとは、大人も思い切り楽しむこと。生き生きした大人が身近にいることが子どもにとって一番だと思います。

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