【最高の家づくり】vol.3 植物と暮らす家(farver・渡辺安樹子さん邸)
お家で過ごす時間が増えた今、わが家がいちばん好きな場所であり、いちばんリラックスできる場所であってほしい。どんな家が自分たちにとって“最高”なのかは人それぞれ。愛する雑貨や植物で彩ったり、インテリアで好きな世界観を表現したり。自分たちで部屋をつくったり、改造したり。そこに住む家族の個性が詰まった、魅力的な10軒のお家をご紹介。さて、わが家はどんな家にしよう? vol.3は、たくさんの植物と暮らす、〈farver〉ショップマネージャーの渡辺さん邸をご紹介。
( 渡辺さん邸 DATA )
FAMILY:3人家族(パパ・ママ・長女7歳)
HOUSE TYPE:一軒家/注文
BUILDING AGE:築5年
HOUSE SIZE:100㎡/3LDK
AREA:東京都世田谷区
光と風をめいっぱい取り込んで、
子どもも植物もすくすく元気に
自宅は植物を育てる実験室のような場所だと話す、花屋〈farver〉の渡辺さん。お客さんに的確なアドバイスができるように、室温が保たれているお店ではなく、実際に暮らしを営む自宅でさまざまな切り花を飾り、種類多くの植物を育てている。
植物を育てるうえで大切なのは、日当たりと風通しを意識すること。そして毎日、植物を“見てあげること”。植物が発するわずかなサインに気付ける“心の余裕”を持つことは、家族の暮らしをより豊かにしてくれるそう。「娘は生まれたときから、植物がたくさんある環境で育っています。新芽が生えたり花が咲いたら一緒に感動したり、枯れてしまったら一緒に悲しんだり。都会に住んでいても家の植物を通して生命の尊さを伝えられたらいいなと思います。また、植物は子育てで忙しくしている私たち夫婦にとっても、心を落ち着かせてくれる大切な存在です」
木の素材をベースとした落ち着いた住まいには青々とした観葉植物が生い茂り、要所要所には季節の切り花が生けられている。「切り花の水換えと鉢物の水やりは、掃除の流れで行うのが日課です。
切り花はリビングテーブルや、キッチンの小窓、洗面所など、あらゆる生活動線に沿って置くことで、こまめに気持ちをリセットできますよ」
リビングとも馴染むように、キッチンの食器棚上には飾りの要素を。新木場のライフスタイルショップ〈CASICA〉で購入した3つセットの花瓶がアクセントに。
10年近く愛用しているヴィンテージのダイニングテーブルには、大阪のガラスメーカー〈fresco〉の花瓶にお花を生けて彩りをプラス。「一輪でも花があるだけでその場の空気はガラッと変わりますよ!」
天窓からたっぷり自然光が差し込むリビング。借景のように飾られた写真は、今坂庸二郞氏の作品。
下部がシューズボックスになっている玄関の飾り棚には、さまざまな花瓶やオブジェを陳列。
「花瓶はしまうのではなく、オブジェとしても飾れるものであれば、普段から花を生けたいと思えるはず」
去年、ゲストルームにしていた部屋を子ども部屋に。机と椅子はもともとお店で使っていたアンティークのもので、セレクトショップの〈レクトホール〉で購入。スタンドライトも同店で。DIYした壁付けの棚には、ボタニカルな絵本や、木工作家さん作の積み木をチョイス。
玄関先の自宅ガレージにもたっぷりの植物を。
(PROFILE)
わたなべあきこ/フローリスト。中目黒で花屋〈farver(ファーヴァ)〉を夫婦で営む。店では個性あふれる花を揃え、一人ひとりの暮らしに溶け込む花を提案している。
photography/Kousuke Matsukitext/Runa Kitai
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