新発見がいっぱい!親子で行く電車さんぽ【東急世田谷線】 | HugMug
一日フリーパスを使い、親子でローカル線を乗り降りしながら絆を深める電車さんぽ。美術作家であり散歩の達人・岡 美里さんに、親子におすすめの電車さんぽのコースをお聞きしました。第3回目は、新旧が織り交ざる東急世田谷線をお届け。車窓の景色や車内の雰囲気を楽しみながら気ままに途中下車し、線路沿いをさんぽしてみよう。
教えてくれた人
趣味は散歩と家の物件検索。Instagram(@misato_oka)にて展覧会の告知や【建築探訪】を更新中。私たちが行ってきました!
#01『三軒茶屋観光案内所 SANCHA³』@三軒茶屋#02『EARLY BiRDS MORNING CLUB』@西太子堂#03『若林踏切』@若林#04『松陰神社&若林公園』@松陰神社前#05『Postomani』@松陰神社前#06『BARE PIZZA POCO』@宮の坂#07『旧玉電車両』@宮の坂#08『豪徳寺』@宮の坂#09『鶴の湯』@山下/『たつみや』@下高井戸
東急世田谷線MAP
住みたい街ランキングで常に上位を飾る世田谷区。洗練された街といった評判が先行されがちですが、電車に揺られ車窓を眺めてみれば、広い空のもと下町らしいゆったりとした時間が流れているのに気づきます。地元ではお店同士の結びつきも深く「あそこ行った?いいよ」なんてライバル店を紹介されることも。
歴史的には空襲被害が少なかったこともあり、入り組んだ細い道が残っています。だから子どもと一緒にアリスの気分で迷い込むのに楽しいエリア。そんな地域の“おいしいところ”を縫うように走る世田谷線さんぽがおもしろくないわけありません!
★日中は始発から終点まで直行するとわずか約18分。すべての駅間は1km未満だから、歩きやすい。
★「世田谷線散策きっぷ(1日乗車券)」は3回の乗車で元が取れる。大人380円。大人1名につき幼児2名(6歳未満)まで無料。
★三軒茶屋駅と下高井戸駅を除く中間駅が無人。
支払いは乗車時に均一運賃(大人160円・小児80円)を。または「世田谷線散策きっぷ」を係員に見せるシステム。PASMO、 Suicaも利用可。
LOCAL SPOT #01『三軒茶屋観光案内所 SANCHA³』@三軒茶屋
世田谷線初心者も、乗り慣れている人も、頼もしい道先案内人が常駐するこちらへ立ち寄ってほしい。旬なイベント情報はもちろん、ネット検索ではたどり着けないリアルな助言や、アツいスポット情報が仕入れられるかもしれません。また表に並んだ世田谷周辺マップはイラストが豊富で見やすく、さんぽ気分が盛り上がる心強いアイテム。親子で一部ずつゲットすれば、地図に強い子になるかも?
電車のスタンプが押せたり、世田谷線開通100周年を記念したガチャガチャも! ※無くなり次第終了
CHECK①『三軒茶屋観光案内所 SANCHA³』@三軒茶屋住所:世田谷区太子堂4-1-1(世田谷線三軒茶屋駅改札口前)
営業時間:10:00~18:00
定休日:年中無休(12月29日~1月3日は除く)
TEL:03-3411-6715HP
LOCAL SPOT #02『EARLY BiRDS MORNING CLUB』@西太子堂
本格パティスリー
無花果とアールグレイのスコーン、柿とチョコのタルト、チョリソーと蓮根のマフィン……ある日のメニューを挙げただけでもハッとしませんか。意外な素材の組み合わせにそそられて、ひとつ、ふたつと注文する点数が増えてしまう。
無論、アップルパイやヴィクトリアンケーキといった定番も。こうした珠玉のお店は駅と駅の間にぽつんとあるのがセオリーだから、途中下車がやめられないわけです。
こじんまりとしたお店に焼き菓子がぎっしりと並ぶ。世田谷線さんぽのお土産にもおすすめ。
営業時間:8:00~16:00
定休日:インスタグラムをご確認ください
LOCAL SPOT #03『若林踏切』@若林
思わずのけぞって見入ってしまった珍しい光景。環七通りを横切る世田谷線に遮断機がない! カーンカーンカーンと鳴る警報音もなし。
車も電車もそれぞれ信号に合わせて停車するから接触しない仕組みになっている。ただ、そうはわかっても、はじめて見る共存の様子はやっぱり不思議。誰かの日常は、誰かの非日常。未知の町を歩くのはおもしろいなぁ。
CHECK③『若林踏切』@若林若林駅から徒歩3分
LOCAL SPOT #04松陰神社&若林公園@松陰神社前
来るとホッとするエリア。気のいい爽やかな空気が松陰神社から吹いてくるからでしょうか。交通量も少なく、子どもの歩幅でゆっくりと歩けるのもポイント。神社でお参りを済ませたら隣の若林公園へ。
世田谷地域で3番目に広い公園でのびのびと過ごそう。大樹がしげり、夏は木陰でお子さんを見守れますよ。参道の商店街は、古くからの商店に混じってギャラリーやカフェも混ざる「さすが世田谷」なラインアップ。
住所:世田谷区若林4-35-1
『若林公園』
住所:世田谷区若林4-34-2
LOCAL SPOT #05『Postomani』@松陰神社前
ネットでなんでも買えてしまう世の中だからこそ、目と目が合う買い物が楽しい。商店街の端っこにある花屋『Postomani』では一輪からお花を買えるから、親子でじっくり選んでみては。余白を活かした店内のレイアウトも素敵。
美意識はこんな小さなチャレンジの積み重ねで育つものかもしれません。奥ではご主人がヴィンテージの服を扱う、夫婦経営のお店です。
ひとつひとつのお花についてオーナーの芽吹さんに質問する、お花好きのふゆくん。やさしく丁寧な接客にも心が和む。
営業時間:12:00~19:00
定休日:インスタグラムをご確認ください
LOCAL SPOT #06『BARE PIZZA POCO』@宮の坂
子どもサイズのピザを世田谷線ビューで
子どもと食事をするのにちょうどいいお店ある?と『三軒茶屋観光案内所』で尋ね、教えてもらったピッツェリア。駅から徒歩10歩といった近さゆえ、カラフルな車両が目の前を行き交う迫力の景色が堪能できます。直径18cm、30cmから選べるピザは種類も豊富。肝心なお味は軽くてさんぽの小腹対策にちょうどいい! 自家製レモンスカッシュとの相性も抜群。
駅徒歩すぐ、窓から電車が見える、子どもサイズのピザがあるなど、グッドポイントがいっぱい♪
営業時間:11:00~21:00
定休日:なし
TEL:03-6413-1800HP
LOCAL SPOT #07『旧玉電車両』@宮の坂
当時を偲ぶ緑の車体
『BARE PIZZA POCO』でピザが焼き上がるのを待つ間、外の広場にある旧車両で過ごしてみては。きしむ音まで愛おしい木製の床、緑の別珍のロングシート……。電車マニアなキッズならずとも、懐かしさに心がポカポカ温まる空間だ。ちなみにこの「旧玉電デハ80形」は世田谷線を引退後、江ノ島電鉄で活躍し、里帰りする形でこの場所に展示されているのだとか。
誰もが思わずワクワクする空間。まるで運転士になったかのような気分を存分に味わって♪
営業時間:9:00~17:00
定休日:年末年始
LOCAL SPOT #08『豪徳寺』@宮の坂
有名な古刹ですが、こんなにも立派な境内だったとは。福を招いた猫の逸話から建てられた「招福殿」には、ところ狭しと招き猫の置物が並びます。子ども目線でも絵本の世界に迷い込んだかのような印象を受けるはず。親子でストーリーを創ってみては? 海外観光客は少なくないのですが、お寺のしめやかな雰囲気もあり、静かで澄んだ空気に包まれています。
写真スポットがいろいろあるので、ぜひ記念撮影を。親子でゆっくり散策したいスポット。
拝観時間:6:00~17:00
寺務所営業時間:8:00~12:00、13:00~15:00
定休日:なし
TEL:03-3426-1437HP
LOCAL SPOT #09『鶴の湯』@山下/『たつみや』@下高井戸
山下駅と下高井戸駅は、それぞれ小田急線、京王線と接続するため、他の駅よりも賑やか。趣向を凝らした個人店も元気で、夕方ともなればグルーヴ感は最高潮。ある時、商店街の『鶴の湯』でひと風呂浴びて子どもとベンチで牛乳を飲んでいると、小学生がワイワイ賑やかに連れ立って暖簾をくぐっていった。たいやき『たつみや』では家族に持ち帰るのであろうまとめ買いの列ができている。なんだか心から和んでしまう光景だった。
CHECK⑨『鶴の湯』@山下/『たつみや』@下高井戸『鶴の湯』@山下
住所:世田谷区豪徳寺1-23-20
『たつみや』@下高井戸
住所:杉並区下高井戸1-2-14\世田谷線を巡ってみて……/
夏に世田谷線に乗ることがあったら、線路ばたを見下ろしてください。生い茂る雑草が車輪の風にそよいでなんとも気持ちのいいローカルな眺めをかもしています。またホームに立つと、隣の駅が見えるほど駅間が短く、町と路線の一体感も実に見事。自然体で等身大、それが路面電車のよさであり、子どもとのショートトリップにもうってつけ。しかも世田谷線はたったの10駅。季節ごとに発見があるから、気楽な気分でお出かけください。