くらし情報『月亭方正 落語家転身10年で語る“いじめられ芸人”時代の苦悩』

2018年7月25日 06:00

月亭方正 落語家転身10年で語る“いじめられ芸人”時代の苦悩

月亭方正 落語家転身10年で語る“いじめられ芸人”時代の苦悩


「昔はヒマさえあれば飲みに行っていましたけど、今は空いた時間のすべてを落語に使うようになりましたね。寝る前も常に落語のネタを呟いて、飛行機や新幹線で寝るときも絶対にそうしています。今ではそうしないと逆に寝付けなくなってしまっています」

そう語るのは落語家・月亭方正(50)。売れっ子芸人としてテレビで活躍していたにもかかわらず、なぜ彼は新たな道を選んだのか。実は華やかに活躍する陰で、方正はひそかに悩みを抱えていたという。

「僕がいつも求められていたのはアホとかヘタレとか、そういうネガティブなものでした。たしかに“滑り芸”や“いじめられ芸”なんて言われて人気も急上昇しましたし、収入も増えました。でも、いつも不安だったんです。
自分の力じゃなく周りの方々のおかげで笑いになっているから、やっていることに自信が持てなくて。芸人として“滑り芸”なんて言われるのも不本意でしたし……。その時期は本当に精神的に不安定で。枕を濡らしたり、ひどいときは枕に向かって何度も『ウワーッ!』と叫んだりしていました」

芸人としての理想像とかけ離れた現実。そんな板挟みに苦しむなか、方正は落語と出会う。

「桂枝雀さん(享年59)

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.