くらし情報『「みやげ」の由来ってなに?「おみやげの歴史」トリビア5』

2018年8月25日 16:00

「みやげ」の由来ってなに?「おみやげの歴史」トリビア5

「みやげ」の由来ってなに?「おみやげの歴史」トリビア5


「観光ペナント、ちょうちん、通行手形は、はやったのも廃れたものほぼ同時期です。いずれも最盛期は’70年代。ターゲットは主に修学旅行に来た男子学生たちでしょう。全国の観光地の地名が入った同じ形状のおみやげは、コレクター気質をかきたて、コンプリートを目指して、多くの少年たちが収集に熱中したものでした」

こう語るのは、千葉県・国立歴史民俗博物館に勤務する川村清志さん。現在、国立歴史民俗博物館では日本独自のおみやげ文化について、資料約1,300点を展示し、おみやげの変遷や背景をたどる企画展示「ニッポンおみやげ博物誌」(9月17日まで)が開催中。そんな、おみやげにまつわるトリビアを川村さんが教えてくれた。

■「みやげ」の由来は、宮笥(みやげ・みやこけ)と呼ばれた神社などの配りもの!?

寺社仏閣を参詣した証拠の品として、神札などの授かりものを故郷に持ち帰るのが、おみやげの原初的な形態。伊勢神宮で購入された神札「神宮大麻」もおみやげの元祖のひとつ!?

■江戸時代、参勤交代による人とものの移動で、おみやげ文化が花開いた!?

江戸文化に触発された武士たちが故郷に買って帰るものの代表格は、かんざし、錦絵、たばこ入れや鏡入れ、農事暦(農業カレンダー)

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