劇作家伝授する「愛される声」…会話時緊張しないおまじないあります
27声は、その人のイメージを左右する。しかも、出し方次第で若返ることも可能なのだという。これまで、あまり意識されることのなかった「いい声」の作り方とは――。
「最近、“声”を出す機会がめっきり減っています。以前は電話や井戸端会議で話をしていたのに、最近はメールだけで用件を伝える人も多くなりました。でも、声はコミュニケーションの大事なツールです。みなさん、無意識に声をコントロールしているのですが、少し高めの声を出すと若めに見られたり、イメージが変わるんですね。声の出し方を意識することで人間関係が円滑に運び、見た目の美しさにもつながります」
そう語るのは『人生は「声」で決まる』(朝日新書)を出版した、劇作家・演出家の竹内一郎さんだ。
竹内さんは、ベストセラーとなった『人は見た目が9割』(新潮新書)などでファッションやヘアスタイルなど「非言語情報」の重要性を提唱してきた。
「メールのような平坦な文字によるコミュニケーションでは、感情は伝わりにくい。しかし、同じ言葉でも声に出し、抑揚を付けたり、ふくよかなしゃべり方をするだけでとげとげしさが薄れ、相手の心に届きやすくなる。声は好印象を与える手助けにもなるのです」