「『オペラ座の怪人』は’80年代に舞台で初めて上演され、当時の最高技術を駆使した意表を突く演出で世間を驚かせました。’02年に映画化されてから10数年たった現在もなお、舞台、映画ともにミュージカル作品の最高峰に立つのも、その革新的な演出方法にあると僕は思います」
こう語るのは、俳優の石丸幹二(53)。’90年に劇団四季『オペラ座の怪人』でデビュー。’07年に退団後は映像分野でも活躍する。
『マンマ・ミーア』の10年ぶりとなる続編『マンマ・ミーアヒア・ウィー・ゴー』(全国公開中)が早くも大ヒット♪近年、ミュージカル映画の成功ぶりが目覚ましいが、舞台とは違う魅力とは?
「映画と舞台の違いを挙げると、舞台はオーケストラピットに入る人数も、役者の人数も限りがありますが、映画はフルオーケストラで100人もの編成で音を出すことが可能。なおかつ、役者の数にも制限がないためダイナミックな群舞を見せられるという点も映画ならではの魅力ですね」(石丸・以下同)
そんな、ミュージカルを知り尽くした石丸がミュージカルの素晴らしさを満喫できる、おすすめ作品を紹介してくれた。