くらし情報『2020年代に50代女性がすべきこと、親の平均介護資金は?』

2020年代に50代女性がすべきこと、親の平均介護資金は?

(小島さん)

■親のエンディングノートを作成しておくべし

「親が元気なうちに本人の意思をエンディングノートに記しましょう。このとき、関係者全員がその内容を了解することと、各自の分担は何か、ある種『契約的な考え方』が重要です。その作業が『自分のとき』について考えるきっかけにもなります」(小島さん)

■平均介護期間のための資金、216万円を確保せよ

「まずは親が公的な介護を受けられるだけの資金確保が急務です。あくまで現行制度の話ですが、介護サービスの自己負担額は利用限度額内なら原則1割。地域差はありますが、もっとも重度な要介護5だと限度額が約36万円なので、月の負担額は3万6,000円程度になります。現在、平均的な介護期間は約5年といわれていますので、216万円(=3万6,000円×12カ月×5年)程度は確保しておきたいですね」(大野さん)

■相続から発生する問題を最小限に食い止めよ

「裁判所の統計によると、遺産相続の訴訟件数の3割は遺産総額1,000万円以下。相続争いは資産家だけの問題に限りません。公正証書遺言を作成しておくと安心です。
資産の総額にもよりますが、公証役場にて数万円から作成可能です。

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