安倍首相続投で気になる政局、ポスト安倍は河野太郎氏か
(写真:アフロ)
「すべて国民のために、一致協力して新しい国を造ろう」
石破茂元幹事長(61)に国会議員票で圧倒的な差をつけ総裁選(9月20日投開票)を制し、そう語った安倍晋三首相(63)。
東京五輪、高齢者問題、そして憲法改正……任期を満了する’21年9月までの3年間で、安倍首相が抱える問題は山積みと言っていいのだが、投開票後の会見では、「すべて解決します」と言わんばかりの自信に満ちた笑みを、報道陣に向けた。
今回本誌は専門家に、3年間の安倍政権で何が起こるかを聞いた――。
【政局】参院選後に「改憲案」を変更、ポスト安倍は河野太郎 vs.小泉進次郎!
安倍首相が、公約に掲げているひとつに「憲法改正、(9条への)自衛隊の明記」がある。総裁選の出馬表明から、“自民党としての憲法改正案を次の国会で提出できるよう、とりまとめを加速すべきだ”と明言していた。
秋の臨時国会で、憲法9条に自衛隊を明記する改正案をさっそく発議する可能性はあるだろうか。
「それはないと思います。早くて来年の通常国会。
ただ、5月に新天皇の即位もありますから、そのような時期に、国を二分するような憲法改正を発議するとは思えません。