2018年10月1日 06:00
岸谷五朗明かす苦難の時代「飯も食えず水道も止まって…」
「麻雀を通して人間のベールがはがれていく……。いつの間にか丸裸にされていて、それでも勝たなきゃいけない。それがこのドラマの面白さですかね」
こう語るのは、俳優の岸谷五朗(54)。映画『カイジ』などの原作で知られる福本伸行の、原点にして伝説の麻雀漫画がついにドラマ化される。ドラマパラビ『天天和通りの快男児』(テレビ東京にて、10月3日深夜1時35分スタート。放送終了後、Paraviでも配信)で無類の勝負強さと強い意志を持つ主人公・天を演じるのが岸谷だ。
「天と似ていないのは髪形くらい?これはふだんやらないですね(笑)。あとはとても好き。
今回のドラマでは描けていない部分も魅力的だから、いつか演じたいですね」(岸谷・以下同)
天はそのキャラクターのみならず、せりふでも岸谷を魅了する。
「好きなせりふはいっぱいあるけど、たとえば『人は希望によって、あらゆるものを手にしていく。人生の大半はそれでいい。だがギャンブルは逆だ。むしろ希望によって、すべてを失う』とかいいよね~」
そんな天のせりふ同様、岸谷の原動力は“夢”を持つことだという。
「芝居では食べていけなかった20代。当時の生活を思い出せば最後は水道も止まってました。