くらし情報『2人の娘を持つ女性外科副部長が語る「改革には男性医師も味方に」』

2018年10月10日 11:00

2人の娘を持つ女性外科副部長が語る「改革には男性医師も味方に」

2人の娘を持つ女性外科副部長が語る「改革には男性医師も味方に」


「45年前、東京女子医科大学を卒業するとき、女子大なのに教授は男性医師ばかりで、少数の女性教授は、大部分が独身でした。出産や育児を我慢して働かなければ、教授などトップを目指すことはできないという雰囲気は、現在も変わっていないと思います」

日本女医会の副会長を務める、スワミチコこどもクリニック院長の諏訪美智子さんが語る。東京医科大学で女子受験生の入試点数が意図的に操作され、不合格にされたのは、出産・育児で男性医師と同じように働けない女性医師を、医療現場が敬遠しているためだとみられている。最近では「女性医師の手術」に言及した男性週刊誌の記事も注目された。

「だから私は、女性医師の割合も高く、育児環境が整った海外に出ようと決意しました」(諏訪さん)

だが現在は、諏訪さんのように、旧態依然とした男性社会で自分なりの活路を見いだし、第一線で活躍するママ医師が少なからずいる。そんな、若い女性医師が“お手本にしたい”と思うようなスーパードクターに話を聞いた。

■大越香江さん(44)・京都府「日本バプテスト病院」

「消化器外科医の女性の割合は、わずか6%です。専門医となると2%、指導医に至っては1%もいないのが現状。

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