要介護5の両親見送った女優・春やすこに“ずぼら介護”を教わる
“すぼらでもいい”』と伝えています」(春さん)
ともに要介護5の両親を見送った春さんが、介護の相談に答えてくれた。
【Q】「これから大学受験を控えた子どもたちの世話もあるので、老親たちを呼び寄せて同居できるか悩んでいます。家族にどうやって協力をうながしたらいいのか教えてください」
【A】「『介護は手伝ってくれるものだ』と子どもたちに期待をするのはNG!」
2世帯住宅を建てて、春さんの両親を呼び寄せて同居を始めたのは、長男のひと言がきっかけだった。
「近所に住んでいた両親が体調を崩すたびに、私が救急車を呼んで世話をしている姿を見ていたので、家を建てるときに、『おじいちゃんとおばあちゃんはもう若くないんだから一緒に住もうや』と息子が背中を押してくれた。当時高校生だった息子はときどき学校から帰って来てから、両親の部屋でウクレレを弾いたり(笑)、おしゃべりしたり、楽しい時間を過ごして場を和ませてくれたのは、とてもありがたかったです」(春さん)
そのほかにも、子どもたちは車いすに乗った春さんの父をサポートするなど、積極的にサポートしてくれたという。
「受験を控えているお子さんがいると親との同居をためらうかもしれませんが、学業の邪魔になることはありませんので、安心してほしいと思います。