2018年11月6日 17:00
ゲイの息子に悩む母へ「母子の対話を!」(JINSEIのスパイス!第5回)
「ま、そうだよ。言おうと思ってたんだけど、言えなかった」「じゃあ、この間連れてきた子、彼氏?」「うん、パパと話す前にママにはちゃんと話をしておきたいことがあるんだけど……」となるんじゃないでしょうか!
ここまでものごとが進んだならば、私の出番です。まず申し上げたいのは、やはり対話の重要性。彼が本当にLGBTであれば、周りが反対をしたところでどうにかなることではありませんね。ご両親が反対をしても自分の生まれながらに持ったものを他人が強制的に変更することはできませんし、絶対にしてはいけません。
今日の親子問題の原因は、子どもの心の核心に耳を傾けてあげられない親が増えていることにこそあり、それが大きな流れとしてLGBTへの無理解へと繋がっているのです。
LGBTと名乗ることでマイノリティの方々は結束されたのだと思いますからとやかく言うことはできませんが、実は私、個人的には「LGBT」という言葉が嫌いです。その枠の中に入りきれないジェンダーや意識や命が他にも多く存在するからです。
LGBTABCDEFGHI……みたいには出来ないからLGBTでも今はいいんでしょうが。ともかく、お子さんと率直に話し合うチャンスを作ってください。