2018年11月9日 06:00
百恵さん「主婦こそ天職」阿木燿子に明かした還暦目前の胸中
「息子さんお2人が、お父さんお母さんと同じ道を歩まれることについて、どう思われたんですか?」と阿木さんが聞いたとき、百恵さんはこう答えたそうだ。
「好きなことをすれば良いと思っていました。もう私のときとは時代が違うので、この世界のことはよく分からないし、何にも手助けできないんです。私ができることは、家族にご飯を作ることくらいなんですよ」
引退から38年――。来年1月の誕生日には還暦を迎える百恵さんだが、ずっと変わらず大切にしてきたものがある。それは、「主婦こそ天職!」という誇りだ。
「あれだけの大スターだった人が普通の主婦に徹しているんです。『国立の家を売ろうかって、夫婦で真剣に話し合ったこともあったんですよ』と、百恵さんがさりげなくおっしゃったことがあって」
友和と百恵さんが国立に家を建てたのは88年。
90年代半ばになって友和の両親を呼び寄せ二世帯住宅に改築したが、その後、友和の仕事が激減。過去のインタビューで、友和は当時の思いをこう語っている。
《そんなときでも、ウチの妻は腹が据わっていました。十万円なら十万円の生活、千円なら千円の生活をするだけだ、と言って》(『婦人公論』14年11月22日号)