くらし情報『高い湿度で病原体繁殖…浴室の掃除で気を付けるべきこととは』

高い湿度で病原体繁殖…浴室の掃除で気を付けるべきこととは

【洗面台】洗面台をぬれたタオルで拭く

ぬれたタオルで洗面台をぬぐっても、水分が残るため緑膿菌が繁殖。呼吸器感染症、尿路感染症の原因になる危険が。

「洗面台は乾いたマイクロファイバークロスで拭くことをおすすめします」

【浴室】浴室は使った後、泡や髪の毛をシャワーで流す。浴室の掃除を温水でする

菌やカビの多くは25度前後の温度と湿度70%以上で増殖する。入浴後シャワーで流しただけではカビ、肺MAC菌などが繁殖し、肺MAC症、感染性胃腸炎などを引き起こす。流した後、水切りワイパーで壁や浴槽の水滴を取ること。浴室の温度を上げないためにも、掃除は冷水で。

「入浴後、残った泡や髪の毛などをシャワーでさっと流して終わり、という人も多いのですが、浴室に繁殖する病原体にとっては湿度が高いほど好環境。
面倒かもしれませんが、シャワーをかけた後、水切りワイパーなどで、浴槽、壁、床の水滴を払っておくひと手間が大切です。また、清掃時のシャワーは、湿度を上げないために冷水を使用してください。浴室乾燥機があれば、掃除後に使用して湿気をきちんと除いておくのがベストです」

【キッチン】食器をまとめて洗う

使用済みの食器をシンクにためると、数時間後には雑菌が1万~2万個に大増殖。

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