西村知美が明かす“母との確執”、出産を機に母の素顔知る
14歳のとき、母との関係はぎくしゃくとしたまま、姉が応募した「第1回ミス・モモコクラブ」オーディションでグランプリに輝き、単身で山口から上京。
「その後は2~3カ月に1度の実家への電話が、家族とのコミュニケーション。電話すると必ず母が出るんですが、私は挨拶もなしに『お父さんに代わって』と。一人暮らしをしても、家事も習ってませんから、洗濯するときに柔軟剤の入れ方もわからない。本当なら実家で教わっているんだよなと、また母を恨んだり……」
26歳で、元タレントの西尾拓美さん(51)と結婚。2度の流産と不妊治療を乗り越えて長女の咲々さん(15)を出産したのは32歳。
「結婚も事後報告でしたが、妊娠となると、わからないことだらけで不安でした。まわりに聞くと、みんな、『自分の母親に頼った』と言う。
このときばかりは背に腹は代えられずの思いで、悩んだ末に母に電話するんです。おずおずと『来てくれない?』と言うと、思いのほか、あっさり『いいわよ』と、当たり前のように上京してきたんです」
出産をはさんで、2カ月間を共に過ごすことになったが、「戸惑うというより、新鮮でしたね。だって、母と2人きりで2カ月も過ごすなんて、三十数年間の人生で初めてでしたから」。