2018年11月19日 11:00
母との関係に悩むあなたへ「“捨てる覚悟”持とう」と専門家が提言
そんなとき、同じ境遇の仲間との出会いが、大きな支えとなります。
自分と同じ段階の人とならば、「飽きたよね」とうなずき合えますし、まさに苦しんでいる最中でも、苦しみから脱している段階の人に会うことで、「いつまで苦しめばいいんだ」という悩みが和らいだりすることもあります。
私の場合は、『母がしんどい』を発表したことで、自然に反響というかたちで多くの出会いを持てましたが、「毒母」「毒親」をテーマにしたセミナーやイベントに参加すれば、仲間は必ずいます。
私もいまだにセミナーなどにも参加しますし、子育ての中で自分が過剰になりかけていると思ったときはセラピーも受けます。
漫画にも登場する’12年春の長女“Nちゃん”に続いて、昨春に息子“Yくん”を産みました。実は母を恨み切ったと思えた時期が、その長男の出産と重なるんです。
長女を産んだときには、「私もお母さんのようになるのでは」との強い恐怖がありました。しかし今、頼りになる夫と共に、実家とは違う構成の家庭を築いて、自分は自分と思えた。
同時にふだんから、母親として「ふんばり力」をつける生活も心がけています。
親と距離を置くことに、抵抗や不安を持つのは当たり前です。