2018年11月19日 16:00
家族で見たい感動作、『ワンダー 君は太陽』の優しさに包まれる
今年映画化されて話題になり、早くもDVD&ブルーレイに。
主人公は、遺伝子の疾患のせいで顔に変形や手術の痕がある10歳のオギー。人は彼をジロジロ見たり避けたりしますが、両親は勇気と愛情をもって息子を学校に行かせます。自宅学習のおかげで聡明なオギーですが、学校では仲間外れにされることばかり。
そんな彼を取り巻く人々の心の動きを、この映画は丁寧に明るく描きます。オギーに両親を取られ続けてきた姉のヴィア、ついオギーの陰口を言ってしまった親友ジャック。原作同様、オムニバス形式で語りが変わっていく点がユニークです。
記者も、小学校に入るまで目の病気があることでいじめられていた弟がいたので、ヴィアを見て「これって私の当時の気持ちと同じ!」と思いました。
そんな弟にひどい悪口を浴びせてしまったこともあり、当時はジャックと同じ心境に。こんなふうに、心の奥底に隠した弱さや後ろめたさを、この映画は優しく包み込んでくれる。そんな気がする秀作です。
長男が壁に穴、LINEもブロック…辻希美さんが明かす壮絶な反抗期「私が悪者にされる」