「書き込み式手帳」はなぜ“幸運”呼ぶ?専門書著者が解説
年々、売り場が拡大している女性用手帳コーナー。スケジュールを管理するだけでなく、自由に書き込めるタイプが今のトレンドだ。感情を吐き出し、夢をつづる先に開ける人生とは?
「どんなことでも“書く”ってすごくいいことなんですよ」と語るのは、『理想の自分を作る未来手帳2019』の著者・ワタナベ薫さん。脳内が整理され、行動しやすくなって、理想の自分に近づくことができるという。
「感情は抑えることができないし、放っておくとどんどん大きくなっていきます。怒りやムカつきなど負の感情がわいたときこそ、“なぜこんなにつらいんだろう”“何にこんなに怒っているんだろう”と自問自答して、書き出してみます。書くという行為は左脳を使うので、感情的なものがすーっと落ち着いて楽になるし、自分の本質が見えてきて、改善点や次にとるべき行動、さらに、問題が起きたときにどう対処したらいいのかまでも見えてくるんですよ」(ワタナベさん・以下同)
今でこそ“書き出し”のよさを語るワタナベさんだが、以前はこうしたワークは大嫌いだったそう。
「じつは私、20代は月10万円の貧乏生活、30歳で離婚、39歳で流産と、さまざまな経験をしてきたんです。