「書き込み式手帳」はなぜ“幸運”呼ぶ?専門書著者が解説
それぞれにつらく大変な時期でしたが、書き出しをやってみたら、事実だけが見えてきて、なくしたものばかりではなく、自分が持っているもの、そのありがたさを感じられるようになって。小さな幸せを拾うクセがつくと、大きな問題も乗り越えられる。私自身が実感したことです」
■行動の効率が上がり、理想の自分に近づける
「私が思う手帳は、自分の夢ややりたいことを書くもので、人に見せるものではありません。だから、書いてはいけないこともないし、すっきりするのなら、人の悪口も書いていいと思っています。手帳の中では優等生にならなくていいのです」
ワタナベ流の使い方は、前日のうちに予定を書くこと。1日の予定の中で“理想の就寝時間”から書き始め、最大3つの“TO DO”を書き出す。ゴールを決めたほうが脳は働きやすいといわれているため、前日のうちに就寝時間を決めて、やるべきことを書いておけば、1日の時間の使い方を逆算して配分できるようになるのだ。
「当日の朝に書いてみたこともありますが、前日のほうが効果的でした。
それは“明日はこれをやる”と決めると、寝ながらそれについて考えるから。もっといえば、その予定をこなしているところを想像してみるんですね。