加谷珪一さんが見た大富豪の共通点は“「消費」「投資」分割思考”
「『どれくらいの貯蓄があれば、老後は安泰でしょうか?』とよく聞かれるのですが、私は逆に『世帯の年間支出はどれくらいですか?』と問うことにしています。年収が1,000万円以上の世帯と、600万円の世帯では支出額が違うし、もとより“安泰”の基準も違います。貯蓄が『1億円あっても足りない』世帯もあるのです」
こう話すのは、200人以上の億万長者に会い、ベストセラー『お金持ちの教科書』などを著書に持つ経済評論家の加谷珪一さん。
「来年10月から消費税が10%に引き上げられたり、’20年から、年収850万円以上のサラリーマン世帯が増税の対象になったりと、国民の収入や財産は取られる一方です。ますます世帯での支出をコンパクト化していく必要があるのです」(加谷さん・以下同)
年金受給を70歳に引き上げるという話も出ている今、老後資金はあればあるほど、助かるが……。
「支出をコンパクト化できれば、退職しても、年金だけで生活ができるはずです。そのうえで、老後のお金として、3,000万円ほどあれば、ときどき旅行に行くような豊かな生活ができるはずです」
3,000万円であれば、現在40代、50代だとしても、毎年100万~200万円ほど貯蓄できれば、退職までに届く計算だ。
「いままで数多くの“お金持ち”を見てきましたが、彼・彼女らには共通点が多くありました。
そのひとつが、買い物や時間を使うといった日常の習慣を『消費』なのか、『投資』なのかで分類していること。『~が欲しい』という欲求で買うのが『消費』、収入につなげるためのツールとして買うのが『投資』です。あなたもその分類を念頭においたうえで、『投資』に比重を置いてみてください。これだけであなたの買い物の仕方や時間の使い方が劇的に変わるはずです」
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