2018年11月28日 16:00
経済評論家・加谷珪一「買いだめ、食費の切り詰めはNG習慣」
「とにかく1円でも安いものを、と街のスーパーを駆け回るのは自己満足。時間の“消費”です。それよりも、インターネットであらかじめ安いところを調べて、買いに行くほうがベターです。それほど必要としていない商品であれば、検索している間に買う気がうせますし、買うものと買う店を決めておけば、余計なものを“ついで買い”することも少なくなる。ついで買いこそ、セールをする店が狙っていることなんです」
また、いくら安くても、日用品を大量に買いだめするのはNG。
「一生買い続けるものですから、いっときに数カ月ぶん買いだめをしたところで、一生の消費量からみれば、節約できる額は雀の涙。また、手元に大量にあることで、無駄遣いしたり、使いきれなくて廃棄してしまったりすることも」
食費を無理に削るのもよくない。
「高級レストランに頻繁に行っていたり、高い食材を買いあさっている場合は別ですが、食費を切り詰めても大きな節約にはつながりません。
その割に、心身ともに大きなストレスがある。同様のことは光熱費にもいえます」
確かに暖房をケチって体を壊したら、意味がない。見直すべきは、家計に占める4つの大きな支出「家、車、保険、教育」