2018年12月3日 11:00
「公約破ったら即離婚」玉城デニー知事の妻が語った決意
「どうして出馬するのか。それは政治家としての使命感なんだ」
家族も腹をくくった。そして、そこには智恵子さんのこんな言葉が添えられた。
「あなたがぶれなければ、私たちは支えるよ」
智恵子さんには、幼いとき見た、忘れられない光景がある。
「それはデモ行進。当時、米軍施政下の沖縄で盛んだった祖国復帰を訴えるデモでした。実家の前を大勢の人が『沖縄を返せ』という歌を歌いながら、行進してた。私はまだ小さくて、意味もよくわからなかったけど、大勢の人が沖縄のために力を合わせるって素敵なことだな、と幼心に思ってた」
そんな原風景が、いまの辺野古と重なって見える。
「私にとって、辺野古を止めることはもう理屈じゃない。別にね、那覇やここ沖縄市に暮らしてたら、北部に基地が1つ増えようが、生活に変化はないですよ、きっと。それでも、皆が『反対!』って声を上げるのは、意味があるから。それは、未来の子どもたちのため、未来の沖縄のためなんです」
9月13日、沖縄知事選告示。
「直前の市長選なども、自公が推す候補に連敗してましたから。厳しいかな、と思ってた」
しかし、相手陣営のとった物量作戦が、「沖縄の心に火をつけたのかも」