くらし情報『漫画家・牧美也子『女性自身』で描き続けた『悪女聖書』誕生秘話』

漫画家・牧美也子『女性自身』で描き続けた『悪女聖書』誕生秘話

「私の実家は、兵庫の本の卸問屋でした。高校を出て、銀行員をしているときに、実家が忙しくなって手伝ったことが縁で、漫画家に転職したのです。そうそう、『女性自身』の創刊号が実家の問屋に届いたころのセンセーショナルな話題も覚えています。『えっ、表紙が外国人!?』とか『男性誌の編集者も女性自身を読んで勉強しろ』なんてことも出版業界ではいわれてましたね」

少女漫画から、レディコミ、そして『源氏物語』などの文芸作品へと、牧さんの歩みは、戦後の女性漫画史とも重なる。

「今はすべての連載も終え、寂しい思いもありますが、締切りに追われない日々は、気持ち的にはうんとラクですね(笑)。ここ数年は、夫の松本零士の食事の世話をしたり、自分自身の楽しみでハワイ旅行をしたり」

ペンや筆を持つ生活は、今も続けているという。

「好きな日本画を岩絵の具を使って描いたりしています。最近は、漫画も電子書籍になっていますね。
私たちプロの漫画家は、読者がページをめくるときの期待感まで計算して構成を考えたものです。あの漫画の醍醐味はなくさないでほしいと思うんです」

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