くらし情報『離婚したからこそ提言「非・断捨離のススメ」(JINSEIのスパイス!第10回)』

2018年12月11日 17:00

離婚したからこそ提言「非・断捨離のススメ」(JINSEIのスパイス!第10回)

思い出のある物も容赦なく捨てたのです。息子がそれを見て号泣してしまう物はすべて、僕の判断で処分しました。当時10歳だった息子の精神状態が心配だったからです。

それでも捨てられない物、いくら父親でも勝手に処分できない物もありました。なので、20年後、30年後、彼が両親の離婚というつらい過去を受け止めた時に自分の意志で開けることのできる箱を「息子の思い出ボックス」と名付けて2つ作りました。そこには家族が幸せだったころの写真や小物、思い出の品々が眠っています。タイムマシンのようなものですね。箱の上には「お前がもう大丈夫と思った時に自分の意志でいつでも開封しなさい、父」と書いてあります。
それは地下室のいちばん奥にしまわれています。息子が抱えた幼少期のトラウマは、現在の彼の心にもなんらかの影響を残しています。でも、その影響が年々薄まっているのもたしかです。私も一緒です。時間が人の心のいちばんの良薬だからなのでしょうね。

奥様が物を捨てられないのは、ご家族との生活に愛が溢れているからだと思いますよ。娘さん息子さんがくれたプレゼントの箱でさえ大事にしていたいという思い、別にそのままでいいんじゃないですか?ご主人やお子さんに文句を言われても大事にずっと持っておけばいいと思います。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.